ある日、正門良規くんを好きになってしまった話

つい最近、玄関先の扉に沿うようにしてメスのカブトムシが鎮座していた。茶色くて硬くてそこそこ大きい生き物がそんなところに居たら誰だって驚くだろう。

正門くんとの出会いもそのカブトムシのように突然だった。

お恥ずかしい話だがこれまで関西Jr.に関する知識がまるで無く、正門くんのことも「ananに載ってた正岡子規みたいな名前の人」という認識をしていたくらいだった。ちなみにそのananを見た当時の自分は「若手俳優が載ってる!と思ったらジャニーズだった」という感想を残しており、購入していたため後々過去の自分に感謝することになる。

 

“Aぇってハマったらヤバそうだよね”

そんな語彙力のかけらもないことを考えたのは本当に急だった。5月の末の話である。福本くんのことは辛うじて知っていたので、福本くんの話をしているフォロワーのツイートを見て、それからAぇを見始めて、真っ先に目に止まったのが正門くんだった。なんだこの色気が噴出しまくっている男は・・・。声が好みすぎる・・・。でも媒体によってなんか顔が違う・・・面白・・・。そんな感じで結構あっさりと気になり始めて約一週間後、早速最初の試練が訪れた。

 

正門くんが金髪になったのだ。

 

あまりにもその姿がストライクすぎて、この人は最高だという確信を得た私は、すぐアイランドストアで販売されている正門くんの写真をすべて購入した。約100枚の写真を急に手に入れて、パンパンのお惣菜パック(アイランドストアの運搬用写真ケースのことです)を開封するのは実に心地が良かった。この頃から予兆はあった。正門くんのことになると数の計算が出来なくなるということ・・・。こうして藤井流星くんのトマトジュースの定期購入の如く正門くんに関するグッズ、雑誌が連日届くようになるのである。

金髪の正門くんには本当に狂わされた。ある雑誌でラジオの収録風景を撮影したものがあったのだが、本人の意識がカメラに向いてない写真が素晴らしすぎて思わず声が出た。ヘアセットバトンが中村嶺亜さんから回ってきた時は複数枚自撮りがブログにアップされて気が遠くなった。まいジャニでは「黙って見てろよ」と強気なことを言ったあと恥ずかしさからか足をバタバタさせ、かっこいいのか可愛いのかどちらかにしろ!と混乱するなどした。こんな感じでじわじわと思考を染められてしまい、7月の初旬には正門くんのことで頭がいっぱいになっていた。「これはもう既に降りてるんじゃないか」そう気づいた時、なんだかすんなりと腑に落ちた。ジェットコースターラブだ。それまで阿部ちゃんのことが大好きだった。過去形にするのは嫌だなと思うくらいには今でも大好きなのだが、私の中の一番がいつの間にか正門くんになっていた。じわじわと侵食されたというよりは手品のような素早い入れ替わりぶりだった。

 

私はジャニヲタになる前は二次元オタクであり、バンギャでもあった。

むかしむかしもジャニヲタだったのだが、高校の三年間だけで卒業した後はぱったりと興味を示さなくなっていた。

昔推していた人(これは奇跡なのだが今も事務所に所属している)は当時とにかく仕事がなく、年に2回ほどのコンサートしか姿を見れる機会がなく、雑誌にも載ったりすることすら無いほどだった。ジャニショの写真も売られるものがたった1枚だったり。

今みたいにISLAND TVやYouTubeといった媒体は勿論なかったので、お小遣いでコンサートに行くしかなかった。それでも愉快なオタクたちに出会えて楽しい日々を過ごせました。いつしか生活にゆとりが無くなって遠のいてしまったけれど、彼が今も元気にアイドルを続けてくれているのをとても嬉しく思う。

二次元は色々とハマり、キンブレを振ることを覚えた。バンギャは身一つで挑むため、キンブレを振っているとうちわを振っていた高校生の頃を懐かしく思ったものです。バンギャ時代には首を痛めてヘルニアになった。首が弱い人はヘドバンは程々にした方がいい。

私はジャニーズ新参なのでまだ再度ハマり出して一年ちょっとくらいなのだが、ジャニーズと同じくらいの時期にハマったコンテンツがある。

テニミュことミュージカルテニスの王子様だ。

そこで推しキャラの忍足謙也くんという役を演じたのが千田京平くんという、元ジュの人だった。

彼はダンスがキレキレで、それでいてハマり役だった。テニスなのにダンス?ミュージカルなので…。

その千田くんきっかけにジャニーズJr.チャンネルがYouTubeのオススメに表示されるようになり、興味本位ですとすののプレゼント交換会を見て阿部ちゃんが気になり始めたのが全ての始まりだった。

きょもちゃんへのプレゼントを取りに部屋を出た時の後頭部の形がとても美しかった。

これは何度でも言い続けるが、阿部ちゃんは頭の形が本当に美しい。正面からも勿論美しいのだが、後頭部の形をよく見て欲しい。美しいので。この動画きっかけで私は阿部ちゃんが気になり始め、ゴロゴロとジャニーズの沼に転げ落ちていったのである。妙なところから入ったな、とお思いになるかもしれませんが、私もそう思います。もっと他にあっただろうと。別に周りの人がジャニーズを好きなわけでもなかった。ジャニーズへの最初の入りがこれなので、正門くんへの入りが不思議でも全然おかしくはないのです。阿部ちゃんのことは本物を何度か観る機会があって、時に全編白塗りだったりしたけれどアイドルってこんなにキラキラしてるんだ!と阿部ちゃんに教えてもらいました。正門くんはむしろギラギラしてる時の方が多いですが。

そう、私は長いことジャニーズから離れてたんですね。些細なきっかけで戻っては来ましたけど、随分長いこと離れていたのでまだまだひよっこです。冒頭にも書いたとおり、正門くんを正岡子規みたいな名前の人、で認識していたレベル。最近やっと少しずつ美のみんなを覚え始めたところで、りとかんも本当につい最近全員の名前と顔を覚えた。りとかんの斗亜くんのことが好きすぎる話はまた別でエントリー上げるかもしれないし上げないかもしれない。可愛いとしか書けないので。人間どこで何にハマるか本当にわからない。もう一生ジャニーズにハマることはないんじゃないかとすら思っていた。この歳になってアイドルを推している自分が謎すぎて、自問自答した日々もあった。けれど好きなものは好きなので応援すると決めたのだ。

 

頭の中の整理をするためにこのブログを書き始めたのだが、果たしてこれで本当に整理しきれるのかは正直怪しい。その後正門くんが黒髪になったりドリアイで爆イケの姿を見せてくるなどしたが、それはもう降りたあとの話なので今回は割愛させていただく。とりあえず金髪の正門くんは鬼ギャルだったのでいつかまた金髪にすることがあればどこかの雑誌に109をバックに写真を撮っていただきたい。ありがとう金髪にしようと思った正門くん、ありがとう担当美容師・・・。正門くんが金髪にしてようがしてまいが結局降りてそうなものだが、確実に決定打ではあった。ワンレン金髪男は人間国宝に指定していい。後ろ姿がツーブロックになっているのも非常に良かった。金髪に未練がないと言えば嘘になる。アクスタが金髪だったら、ドリアイが金髪だったら、いろんなもしもを考えた。結局、いざ発売されたり登場したりしたら黒髪短髪サイコ~!になってしまったので私はちょろい生き物だ。阿部ちゃんの頭の形担と言われるくらい阿部ちゃんの頭の形が好きだったのだが、正門くんも頭の形が良い。

正門くんにハマるにあたってあらゆる友人から正門くんについてのレクチャーを受けた。中でもパンチがあったのは「脇毛がすごい」と「車折神社の正門くんの名前の隣はおジャ魔女どれみ」の二点である。脇毛に関してはもはやブラックホールのようで、車折神社に行った友達からはその写真をもらい、心から爆笑した。一生笑い続けると思う。正門くんについてのレクチャーをしてくれた友人たちには本当に感謝している。変わった角度から正門くんについて教えてくれたのが流石だった。

見た目、声、ダンスの足捌きの美しさ、ぽやぽやとした中身(頭の中がパーティーしているらしいですが)、演技力、その一方で急に見せる男らしさetc正門くんは大変魅力的である。冠番組で「プレーンな男」と言われていたけれど、あらゆる能力値が高いため値が等しく平になってるせいでそう見えるとかないですか?私も頭の中が常時パーティーしているのでジャッジがうまくできないのですが・・・。Aぇってハマったらヤバそうだよね、そんな何気ない一言からこんなにズブズブになるとは思ってもみなかった。

ポスターも生まれてはじめて購入した。これまで何にどれだけハマろうとポスターだけは絶対に買ったことがなかったのに・・・。数の計算もバグったしポスターも買ってしまうしであらゆる点で確実に狂わされている自覚がある。正門くんに落ちる女は多い。そのロジックは人それぞれだとは思うが、私の場合は「なんか気づいたらハマってた」という非常にふんわりとしたものであるため、ここまで文章にするのに非常に時間がかかった。ズドンと落ちたことは間違いないのだが、コンサートを見た!とかそういう明確なしるしがあったわけではないため今でも混乱している。どこが良かったの?と問われれば全部~!とIQ5の返答しかできない自信がある。担降りというものを殆ど経験したことがないため、こうやって人は降りていくのかとひとつ勉強になった。阿部ちゃんに未練がないわけではない。むしろ未練タラタラで出演番組は相変わらずチェックしてるし、雑誌だって切り取り続けている。それでももう自分は正門くんのファンというのは揺るぎない一つの事実であり、決意は固い。もう違う人を応援してしまっている、というのは寂しさもあるが、どこか前向きでもある。なぜなら降りたことを全く後悔していないから。正門くんを応援できてHappy!(そういえば少年たちの上映があったので見に行ったんですけど、シリアス展開が続くストーリーの中、急にロケーションの良い場面に切り替わってHappyが始まってしまい笑いを堪えるのに必死過ぎて唇から血が出るかと思った)

 

なんか気づいたらハマってた、たったこれだけで爆走し続けられる燃料は次々と投下されている。雑誌に載ってくれてありがとう、テレビに出てくれてありがとう、配信してくれてありがとう。今、2020年にアイドルやってくれてありがとう。感謝は尽きない。生きてるだけで丸儲け。